クラシック・メソッド

このペイント方法は、何十年も前から使われている基本的な方法です。下塗りから始めて、陰影をつけ、明るい色で盛り上がったディテールを拾っていきます。最も時間と練習が必要な方法ですが、素晴らしい結果を得ることができます。

バトル・レディ - クラシック

STEP:1アンダーコート塗装

しっかりとした下地 アンダーコート は、鮮やかにペイントをするための基盤です。色付きの下塗りを使用することで、時間を大幅に短縮することができます。この作業によりミニチュアの発色が良くなり、擦り取れる心配も少なくなります。
この画像ではベースカラーの「アバドン・ブラック」を使用。暗い色を塗っておくとペイントしにくい奥まった部分をカバーできます。

STEP:2ベース塗装

ミニチュアの各部分にベースカラーという強い色を付けていきます。ベース塗装は配色の基礎作りです。隠ぺい力が高いベースカラーは、はみ出ても後から修正できます。
カラーを水で薄め、滑らかで均一な仕上がりを目指しましょう。濃いまま使うと、ミニチュアの細かなディテールをつぶしてしまいます。少しずつ色を重ねていきましょう。

※使用前には必ずボトルをよく振っておきましょう。沈殿した塗料が混ざるように、蓋を閉めてしっかり振りましょう!

STEP:3シェイド塗装

シェイドカラーは、生地のしわ感、鎧の裂けや傷、顔の特徴など、ミニチュアの凹み部分を際立たせることができます。水を加えなくても凹んだ部分に流れ込むように成分構成されており、陰影や奥行きを加えることができます。
全体にシェイドを塗っていく方法と、異なるシェイドを部分ごとに慎重に塗っていく方法、割れ目などに直接塗り込み、残ったカラーをそのままに残す最も高度な段階シェイド塗装があります。

STEP:4土台を塗る

ミニチュアの土台にテクスチャーをペイントします。シェイドカラーやレイヤーカラーを追加すると、より見映えします。
※あらかじめデザインされた土台もあります。

STEP:5バトル・レディ完成

これで完成です!
この手順でペイントすれば、卓上で素晴らしく見えるでしょう。このまま直ぐにゲームに使うことができます。

もっとリアルに!

「バトル・レディ - クラシック」から、さらに手をかけたペイントを目指すなら、「パレード・レディ - クラッシク」へと進めましょう!

パレード・レディ - クラシック

STEP:1ソリッド・レイヤリング

ミニチュアの盛り上がった部分に、明るい色を広めに塗っていきましょう。水やメディウムなどで少し薄めてペイントしていくと自然な仕上がりになります。

STEP:2エッジ・ハイライト

ミニチュアの輪郭を際立たせるように細くはっきりとしたラインを入れていきます。筆先をそろえたブラシを寝かせながらなぞっていくと、より細くラインを引くことができます。

STEP:3パレード・レディ完成

パレード・レディでペイントしたミニチュアは、ゲームの中で素晴らしく映えます。また、ディスプレイケースや棚に並べれば、その存在感をアピールすることができます。ゲームで使うも良し、ケースに飾って眺めるも良し!

シタデルカラー・アプリ

持っているシタデルカラーの管理が出来たり、ミニチュアの検索をすると基本的な配色を調べられたりするアプリです。好みの色を探したり、オススメの塗料も見つけられます。「この色をベースに使ったら、シェイドは何色がいいかな?」とか「こんな色に塗りたいけどカラー名は何?」など調べることもできます。

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