シタデル裏技

ドライブラシ表現とは

「ドライブラシ表現」とは、ミニチュアの凸った部分に色を付ける簡単な方法だ。深く考えずにミニチュアの表面をなでるだけで、凸凹した部分に明暗をつけることができる。
ベースカラーやレイヤーカラーでも、ドライペイントはできる。シェイドを塗りすぎて暗くくすんでしまったり、ドライカラーを持っていない場合などにも応用できるぞ。ちなみに、コントラストカラーやシェイドカラー、エアーカラー等、水分の多い塗料には向かない。

STEP:1ベースコート

ベースコート・ペイント画像

最初にベースとなるカラーを塗っておく。
今回は「アバドン・ブラック」でペイント。

STEP:2ドライカラーを選択

ドライカラー「ネクロン・コンパウンド」画像

ハイライトに入れたいカラーを選ぼう。
今回は「ネクロン・コンパウンド」を選択。

STEP:3カラーを筆先に取る

ベースコート・ペイント画像

筆の根元に付けないよう、筆先に塗料を取る。

STEP:4つけすぎた塗料をふき取る

筆先の塗料を取る画像

つけすぎた塗料を、キッチンペーパー(推奨)でふき取る。「もったいない」とふき取らずに塗ったり、ふき取りが不十分だと、塗料がべっとりとついてしまいディテールがつぶれてしまう。かすれる位が丁度良い。

STEP:5表面をかすめる様にペイント

ドライペイント中の画像

ミニチュアの表面をかすめる様に塗っていく。「塗る」というより「擦り付ける」という方が良いかもしれない。筆を素早く動かしながら、様子を見つつ、少しずつペイントしていこう。

STEP:6STEP:2~5を繰り返す

ドライペイント中の画像その2

満足がいくまで【STEP:2~5】を繰り返していこう。一度にペイントせずに、何回かに分けて塗り重ねていく。凹んだ部分に塗料が付かないように気を付けよう。

STEP:7完成!

完成画像

出来上がり!
ここからさらに「エッジハイライト」をかけていくと。もっとメリハリがつく。「エッジハイライト」とは、線のように細く境界をなぞるペイント方法だ。